四季の言葉

丘春 東風凍を解く
鴬鳴く
魚氷に上る
雨水 土脉潤起る
霞始めて棚引く
草木萌え出づ
啓蟄 蟄虫戸を聞く
桃始めて笑う
菜虫蝶と化す
春分 雀始めて巣くう
桜始めて開く
雷声を発す
清明 玄鳥(つばめ)来る
鴻雁(かり)帰る
虹始めて現る
穀雨 葭始めて生ず
霜止んで苗出づ
牡丹花さく
立夏 螻蛄(けら)始めて鳴く
蚯蚓(みみず)出づ
筍出づ
小満 蚕起きて桑を食む
紅花栄う
麦の秋至る
芒種 螳螂(とうろう)生ず(カマキリ)
腐草蛍と為る
梅の子黄なり
夏至 乃東(だいとう)枯る
菖蒲(しょうぶ)花咲く
半夏生ず
小暑 温風至る
蓮の花始めて開く
鷹技を習う
大暑 桐の花始めて花を結ぶ
上潤ってむし暑し
大雨時に行く
立秋 涼風至る
(ひぐらし)鳴く
深き霧まとう
処暑 綿柎開く
天地始めて粛(しじま)
(こくもく)みのる
白露 草露白し
鶺鴒(せきれい)鳴く
玄鳥(つばめ)去る
秋分 雷声を収む
虫蟄れて戸を閉す
水始めて涸る
寒露 鴻雁来る
菊の花開く
蟋蟀(こおろぎ)戸に在り
霜降 霜始めて降りる
小雨時々降る
楓蔦黄ばむ
立冬 山茶(さざんか)花始めて開く
地始めて凍る
金せん香し
小雪 虹かくれて見えず
北風木の葉を払う
橘始めて黄ばむ
大雪 閉塞に冬となる
熊穴に蟄る
鮭群る
冬至 乃東(だいとう)生ず
鹿の角解つ
雪の下麦生ず
小寒 芹栄う
水温かさを含む
(きじ)始めて鳴く
大寒 けい冬花咲く
水沢氷つめる
鶏始めて鳥屋につく